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Channel: 東京散歩道
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上野動物園

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日本で最初に誕生した動物園

全国各地にある動物園ではそれぞれ特徴があり、魅力溢れる動物たちが暮らしていますが、日本で最も古い歴史を誇り多様な動物を飼育しているのが上野動物園です。
明治15年に初めて誕生した時には博物館付属の施設として開園しています。
当時は農商務省(現在の農林水産省と経済産業省にあたる中央官庁)が管轄する施設とされていました。
全国から集められた動物が展示されており、家畜の展示もあったそうです。
明治19年からは管轄が宮内省に変わり、トラなどの日本にはいなかった動物が集められるようになりました。
海外から贈られた動物もいれば、戦利品として献上された動物もいて、当時の日本人は見たことがなかった珍しい動物がたくさん存在していました。

大きな被害をもたらした関東大震災では、幸いなことに大きな被害はなかったそうです。
昭和天皇が皇太子だった頃にご成婚記念として東京市(当時)へ下賜されたことで庶民にも親しみやすい場所として定着しました。
昭和6年に完成したサル山は現在でもご覧いただくことができます。
太平洋戦争で日本の国土が空襲されるようになると、猛獣類の処分が本格化していきました。
動物に与える餌が極端に不足したことと、空襲されて逃げ出した場合に住民を助けることができない可能性があるための措置だったとされています。

戦後は日本が復興していく様子に合わせて上野動物園も復活を遂げます。
海外からたくさんの動物がやって来て、たくさんの人々を魅了しています。
開園から100年以上もたくさんの人々を楽しませてくれる上野動物園には、見どころが随所にあります。

参考:http://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/

要チェックの動物

日本では上野動物園でしかお目にかかることができない珍しい動物として注目したいのがアイアイです。
マダカスカルに生息している希少動物です。
かつては悪魔の使いと扱われたことから、不吉な動物というレッテルを貼られて駆除されていたそうです。
また、農作物を食い荒らす害獣とされていることから、地元ではあまり好まれていない動物です。
日本では童謡でもおなじみで、愛らしい表情を見せてくれることから人気が高い動物です。
アイアイをご覧いただけるのは「アイアイのすむ森」で、他にもフォッサやワオキツネザルなどもご覧いただけます。

利用について

上野動物園は9時半から17時まで開園しています。
休園日は基本的に月曜日ですが、月曜日が休日や都民の日にぶつかっている場合には翌日が休園日に変更されます。
また、年末年始も休業日になっています。
入園料は大人600円で65歳以上は300円、中学生が200円になりますが都内に在住している中学生の場合は料金がかかりません。
小学生以下は無料になります。
お得な年間パスポートもご用意しています。


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