海と人間の交流を目指す
上野動物園が開園してから100周年を迎えるにあたって作られたのが葛西臨海水族園です。
新上野水族館の後を引き継ぐ形でオープンしました。
オープンをしたのは平成元年のことですが、当時世界初となったクロマグロの大水槽を展示して話題になりました。
その後世界で初めて水槽内で産卵を成功させた実績があり、何度か産卵を確認しています。
世界各国から集められた生き物を飼育しており、海だけでなく川や沼などに生息している生き物も存在しています。
見どころ
地上から約30メートルの大きなガラスドームがあり、その下にはドーナツ状になっているアクアシアターと呼ばれている大きな水槽があります。
ここには葛西臨海水族園の大きな特徴でもある、クロマグロが悠々と泳いでいる様子をご覧いただけます。
2014年の末頃からクロマグロが突然大量死したことで心配されていましたが、新たにクロマグロが飼育されており元気に回遊している様子をご覧いただけます。
ペンギンの生態コーナーは日本でも最大級のスケールを誇るペンギン展示施設になっています。
フンボルトペンギンやイワトビペンギンなど複数種のペンギンが泳いでいる様子を楽しめるようになっています。
ペンギンが陸上と水中ではどのような動きをしているのか確認できるようになっているので、生態を詳しく観察できる良い機会になります。
東京の海コーナーでは、東京湾をはじめとした近海の環境を再現して展示しています。
とても身近な海なのに意外と知らないことが多いもので、こんな生物が生息しているのかと新たな発見を得ることができるはずです。
また、水辺の自然コーナーでも東京の淡水環境が再現されています。
現在ではあまり見かけることがない淡水環境ですが、昔の東京にもこんな場所があったと再確認できるコーナーになっています。
世界の海コーナーでは、世界各国から集められた生物をそれぞれが生息している環境を再現して展示しています。
日本ではあまり目にすることがない珍しい生物も展示されていますので、ぜひじっくりと観察してください。
他にも定例イベントとしてスタッフがそれぞれのコーナーで解説してくれるガイドツアーや、飼育員が裏話をこっそり教えてくれるスタッフトーク、食事をしている様子をご覧いただけるえさの時間などが設けられています。
特別イベントも定期的に開催されていますので、ぜひお楽しみください。
利用案内
開園時間は9時半から17時までですが、時期によって開園時間が変わる場合もあります。
休園日は基本が水曜日と年末年始ですが、水曜日が休日とぶつかると翌日に休園日が振り替えられます。
葛西臨海公園駅から徒歩5分ほどで、葛西臨海公園の駐車場や駐輪場を利用することもできます。